別れさせ屋はストーカー対策にも効果があるのか

一般的に別れさせ屋と言えば、あなたの愛する人が、誰かと浮気しているのでは?という疑惑が出た時、調査して、その2人を別れさせてくれるお仕事です。
あるいは不倫している男性、あるいは女性が、不倫相手と奥さん、あるいはご主人を別れさせる、なんてエゲつない依頼もあったりします。

そろそろ恋人と別れたいなと思っているけれど、なかなか別れの言葉を切り出せない、切りだしたらとんでもないことになるかもという当人が、別れさせ屋に依頼して、自分たちを円満に別れさせるというケースも中にはあるようです。

そんな別れさせ屋に、ストーカーとのお別れを依頼するというケースも最近は増えています。確かに「別れる」という意味では、これも別れさせ屋の仕事の範疇のようにも思えますが実際のところはどうなのか見ていきます。

ストーカー対策は時間との勝負

しかし、本来、ストーカーは犯罪。その対策も警察のお仕事ではないのでしょうか。警察では、ストーカーは、男と女の痴話ゲンカの延長上のように捉えられがちなのです。そういう場合、責任があるのは両者、両方が悪いと見られてしまいます。

ストーカー化した相手が悪いと警察に訴えるためには、あなた自身の主張の正当性、つまり、相手がストーカーしている事実、そしてそれによって自分が明確に被害を被っているという事実を立証して、その証拠となるものを警察に提出しないといけないのです。普通、素人にそんなことができるでしょうか。でも、だからと言って警察を責めるわけにはいきません。公務員は国民全体の奉仕者、何もないのに誰かを悪と決めつけ、動くわけにはいかないのです。

ですが、別れさせ屋ならば、お金を払った分、顧客のために働いてくれます。ストーカーとあなたを別れさせるためにも、彼らは動いてくれるのです。1999年、埼玉県桶川市でストーカーで元交際相手とその仲間によって長く嫌がらせ(ストーキング行為)を受けていた女子大生が殺された事件がありました。これを機に世の中にストーカーという言葉が広まり、ストーカー規制法ができたのですが、まだまだ警察は被害者の一方的な証言だけでは動いてくれません。

最初はただ相手につきまとい、話しかけたり、時には汚い言葉で罵ったりしているだけですが、やがては体に触れられたり、時には殴られたり蹴られたりと暴行を受けるまでエスカレートして、最悪、桶川事件のような殺傷沙汰にまで発展してしまうのです。ほっておいたら、そのうち、飽きるだろうと無視を決め込んでいると、余計に相手はあなたに腹をたて嫌がらせはエスカレートします。

だからと言って愛想のいい言葉を投げかけていたら、自分に気があると思われて、やはり、相手を増長させてしまうでしょう。さまざまなものが積み重なって、取り返しがつかなくなる前に、相談するべきところへするべきです。しかし、事件化していない場合、桶川事件のように警察は聞いてくれません。そんな時の別れさせ屋です。

全て証拠を残しておくことが大切

相手がストーカーかどうかは、なかなか第三者の目にはわかりづらいことがあります。確定的な証拠がなければ別れさせ屋でも動くことは難しいでしょう。場合によっては、相手がストーカーであるということすら、あなたの妄想である、と決めつけられても仕方がない状況というのがあります。そのためには、ちゃんと相手がストーカーをしているという証拠を残しておきましょう。

例えば、毎日の記録をつけておくという方法があります。いつ、どんな状況で、相手があなたと接触を図ってきたか。そういった日記はあなたの言葉だけの証言を裏付けることになります。同行者や近くにあった店、そこで目撃していた人なども一緒に記述しておくと、後であなたの証言の裏も取りやすくなります。もし、相手があなたに向かって暴言を吐くようなことがあれば、それを録音しておくのもいい証拠になります。スマホに録音アプリをダウンロードして、それを使えば完璧です。つきまといなどがあるようならば、それを録画しておくのも有効な手段の1つでしょう。

ただし、近くで撮影をしていると危険です。家の周囲をうろついているのが確認できたら、それを窓越しに撮影するなどにしたほうがよさそうです。これらの証拠があれば、相手をストーカーと認定して、別れさせ屋も動きやすくなりますし、その後、相手があなたに危害を加えようとした時、身柄を確保し、警察に突き出しても、刑事事件として警察にしっかりと対処してもらえそうです。

しかし、注意しなければいけないのは、例えストーカーをされていた記録をとっていたとしても、通常の人がするような行動などを記録しても、それを証拠に、相手がストーカーであると第三者に認定されづらいこともあります。例えば毎日あなたに電話をかけてきている人がいたとしても、その内容が大事な要件などであれば、それは必要なものとされて、ストーカーではなくなります。ひっきりなしにメールが来ていても、電話と同様。

また相手と毎朝乗る電車の中で、毎日遭遇したとしても、それだけではストーカーとは認定されません。同じ通学、通勤電車に乗っていて、たまたま毎日、同じ車両に乗るというだけとも考えられるからです。

第3者の介入によって、冷静になってくれる場合もある

ストーカーとは言え、決して自分が今やってる行動を100パーセント、正しいと思ってやっている人はいないでしょう。自分に様々な言い訳をしながら、皆、自己正当化しているのです。やめたい、でも気持ちにセーブがかからなくて、やめられない。そんな時、見知らぬ第3者からはっきりとあなたの行動は間違っていると言えば、はっとするのではないでしょうか。しかし、逆に第3者が介入すると、それを彼女と自分の障害になる相手と認識して、意固地になるパターンもあります。そうなるとその第3者にも危険が及ぶことになります。

特にその第3者が、あなたのためにという絶対的な正義感や、相手を説得させようという強い意思を持てば持つほど、ストーカーは自分は絶対に間違っていないと反発し、ヒートアップします。そうなってくると最悪の事件になってしまいかねません。ですから、プロではない身近な第3者に仲立ちを頼んだりするのは、絶対避けましょう。こんな時だからこそ、そういう対応に慣れたプロの別れさせ屋に頼むことこそが肝要なのです。

彼らは多くのストーカーたちと接触し、そのパターンを知っています。こんな性格の相手ならばどう対処すれば、冷静になってくれるか。冷静にならないタイプならばどうすればいいのか。ストーカーの行動パターンを、自分たちの仕事を通して多く経験しています。彼らに任せば、ほぼ心配はないと言ってもいいでしょう。

まとめ

ストーカー対策に別れさせ屋。絶対にストーカーがあなたに近付かなくなるとは断言ができません。接見禁止を試みて、刑事罰を受けたとしても、その後、それを逆恨みして再びあなたの元に相手が現れないとも限らないのです。ですが、何もしないで、精神的に追い詰められてしまうよりはずっといいでしょう。一定の抑止力として、警察よりも別れさせ屋は機能してくれます。

ストーカーがあなたの元から去った合間をねらって、相手から接触できないよう住む場所を変え、連絡できないようメールアドレスや電話番号も変えて、最悪の場合、職場も移ってしまえば、もうストーカーに追い回されることはありません。ストーカーの排除後も、別れさせ屋は、あなたが望めばアフタケアーにつき合ってくれるでしょう。注意しなくてはならないのは、別れさせ屋が実は相手の依頼主だったということ。

自分に関心を向けさせるために、本当の彼氏、彼女と別れさせようと別れさせ屋に依頼しているストーカーがいるかもしれません。…とは言うものの、実際にそんなドラマのような話はないかもしれませんけどね。

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