別れさせ屋の常とう手段であるハニートラップとは?

別れさせ屋の手段として用いられるハニートラップとは、どのような方法とタイミングで行なわれて、どのような結末に導かれていったのか、とても気になるところです。また、工作員の正体やその後の対象者との関係の行方など、興味はつきません。依頼者の存在を感じさせることなく別れさせるためには、心変わりさせる対象が必要となるので、自然な形で出会いを演出して、恋に落ちるまで演じきらなければなりません。一見ずるい手段だと思われますが、最も有効な方法でもあるようです。

元々のハニートラップの意味

もともとハニートラップとは、女性スパイが対象になる男性を誘惑して罠にかけることにより、機密情報を収集する諜報活動のことです。冷戦時代にソビエト連邦で頻繁に行われ、KGBの得意技であったとされています。その方法は、性的関係を利用したり、それを相手の弱みとして脅迫したりします。こういったことから、色仕掛けによる諜報活動といわれ、対象者が「甘い蜜の罠」に陥ってしまうことをさします。

この方法は、別れさせ屋が利用する工作の中でも、代表的なもののように考えられていて、成功率が高いほど優良な別れさせ屋だと思われることも多いようです。けれども、それはあくまでもひとつの方法であって、様々な角度から情報を分析・精査した結果、それよりも有効な方法があると判断された場合は、ハニートラップを行なわない場合もあります。

別れさせ屋=ハニートラップだと考えて依頼した人にとっては、疑問に感じることもあるかもしれませんが、すべての対象者に有効なわけではなく、悪くすると、かえって思いや態度を強固なものにさせてしまう結果にもなりかねなません。ある意味、優良な業者を見極める方法として、それ以外の工作を提案できるところは、優秀だと判断できるポイントであるといえるでしょう。

なぜなら、あまりこの方法に拘りすぎてしまっては、万が一失敗した場合に、相手から賠償請求をされる危険性が生じてしまうからです。また人によっては、どんな美男美女にも陥落しないどころか、興味をも示さない場合があります。別れさせ屋の仕事の真髄は、安易に異性を近づけさせて、できた既成事実で別れさせるという方法だけでなく、徹底した調査で得た情報により、対象者にあわせた工作が行われるはずです。

別れさせ屋が行うハニートラップの手法

それでは、別れさせ屋が行なうハニートラップは、どのような手法がとられるのでしょうか?一般的には、対象者に好みの異性を接触させることによって、心変わりをさせて円滑に別れられるように仕向けます。対象者が工作員に興味を示さない場合は、次々に違ったキャラクターを送り込み、深い関係になって任務が完了すれば、工作員は姿を消してしまうのです。

とはいっても、不自然な形で対象者に接触すると、怪しまれてしまう場合もあるので、自然に接触したうえで、良いタイミングで人間関係を築いていかれるよう、事前に対象者の多くの情報を入手しておく必要があります。この方法は、その性質上一度失敗すると対象者に警戒されてしまうケースが多いため、やり直しが難しい工作であるともいえます。

ハニートラップを成功させるためには、調査員と工作員の連携が、スムーズに行われることが重要になります。まず、ハニートラップに従事する工作員に、興味が持たせることが大切です。工作会社の社員といったケースもありますが、その多くはアルバイトで、ホストやキャバ嬢や風俗嬢といった、色仕掛けに卓越した能力を持った人が使われています。

そのギャラの体系も親密度によって違っていて、デートをした場合・肉体関係を持った場合・別れさせた場合などで、成功報酬が支払われます。当然ながら、守秘義務が厳守できる人でなければ、決して特殊工作員としての任務を果たすことは出来ません。なぜなら、あくまでも自然な出会いと別れであると、対象者が心から信じていなければ、本当の意味で任務が成功したとはいえないからです。別れさせ屋における、調査能力と特殊工作の手腕が、工作の成功に導く鍵になるといっても、過言ではないでしょう。

ちなみにハニートラップに引っかからない方法は?

このように、別れさせ屋が行なうハニートラップの手法を調べていると、もし自分が対象者になってしまった時に、どうすればいいのか恐怖に感じる人も少なくないのではないでしょうか。そこで、引っかからないために何をなすべきか、その方法を考えてみることにしましょう。たとえば、人には誰しも「モテ期」と言われるときがあるようですが、それが真実かどうかを見極めることが大切かもしれません。短絡的に状況に浮かれてしまい調子に乗ってしまっては、取り返しの付かないことにもなりかねません。

かといって、あまり猜疑心を深め過ぎて、せっかく来た良い波に乗れないで終わってしまうことも、残念な結果を生んでしまいます。日常生活で何となく不自然に感じることが続いたときは、配偶者やパートナーとの関係が問題なく上手くいっているかどうか、思い起こしてみることです。さらに、依頼者は配偶者やパートナーばかりとは限らないので、周囲に自分をこころよく思っていない人がいないかということにも、注意をはらってみましょう。

もしかしたら、思いもよらない人の策略によって、自分が誰かと別れさせられようとしているかもしれないのですから。それでも変わらず自分に好意を寄せる人が、入れ替わり立ち代り現れるとしたら、その人の身分や職業が偽りのものでないか、きちんと確認したうえで、身の振り方を考えてみてはどうでしょうか。

せっかく出来た良い友達やパートナーを疑うのは、抵抗も感じるでしょうし悲しいことでもありますが、ハニートラップのような巧妙な落とし穴に落ちないためには、石橋を叩いて渡るような慎重さも、時には必要なのかもしれません。備えあれば憂いなし!自分がもてるにふさわしい人間であるかどうか、これを機に見つめなおしてみてはどうでしょうか。

まとめ

別れさせ屋の常套手段であるハニートラップは、浮かれすぎると足元をすくわれて、大切なものをなくしてしまう結果になる場合もあります。プロの業者が、緻密な調査を積み重ねたうえで、特殊工作を行ない手練手管の工作員を差し向けてくるのですから、気がつかないうちに甘い罠にかかってしまうのも、無理のないことかもしれません。自分を取り巻くすべての人を疑うのは、淋しいことかもしれませんが、不自然な出逢いには十分注意して、自分の身を守るすべを考えるのも、現代においては大切なことかもしれません。

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