別れさせ屋の仕事内容と調査方法

相手には気づかれずに、自然な別れを演出する!それが、別れさせ屋の仕事です。この仕事をしている人は、もともとは探偵をしていた人が多いということですが、そういった経験と実績を生かして、描いたシナリオ通りに進められていくのでしょう。それでは、その仕事内容や方法は、どのように行なわれているのか、とても興味を惹かれるところです。業務上明らかに出来ない部分もあるでしょうが、可能な限り調べて見たいと思います。

別れさせ屋は具体的にどのような仕事をしているのか

世の中には、誰かと一刻も早く別れたいと願う人もいれば、愛し合う二人を別れさせたいと切望する人もいます。別れさせ屋の仕事とは、具体的にいえば、自然な形で別れを演出することです。そのためには、依頼者と対象者の周辺を入念に調査しなければなりません。時にはバレないように注意を払いながら、自然な形で対象者に直接接触して、生活環境や性格、異性の好みまで入念に調査を行います。

無理に別れを強いるのではなく、自然に気持ちを変えさせて、別れるように仕向けるのが本来の役割で、様々な工作でその人への執着心を解いていきます。時には別の異性との出会いを演出したり、固執する相手の悪い噂やデマを耳に入れて、悪い印象を植え付けたりします。別れる理由や原因を、工作により必然的なものとして作り上げて、あくまでも本人の意思で別れたいのだと思わせていくのです。

この間依頼人は、特殊工作には一切関与することが無いので、怪しまれたり恨まれたりせずに、まったく蚊帳の外に居て、工作人が着々と任務を遂行するのを、「高見の見物」というわけです。夫や恋人と別れたい人。夫や恋人の浮気相手と別れさせたい人。不倫相手を離婚させたい人。考え方によっては、依頼人のエゴを通すお手伝いをすることになるので、道徳心や人間性に意義を唱える人も少なからずいるはずです。

けれども、人が生きていくなかで、理屈では説明できない理不尽なことは、往々にしてあるものです。もしかしたら、それがひとつのきっかけとなっただけで、早かれ遅かれ出るべくして出た結果であるかもしれないのです。別れの形はそれぞれですが、別れさせ屋は工作内容や方法を様々に変えて、依頼人が望む別れをみごとに演出してくれるでしょう。

別れさせ屋が用いる代表的な調査方法

別れさせ屋にとって、事前調査は最も重要な部分を占めています。事前にどれだけ多くの情報を入手できるかが、成功の鍵を握るといわれているほどなので、依頼者サイドからすると、なぜそんなに時間をかけるのか不審に思うことがあるかもしれません。けれども、場合によっては対象者が嘘をついているかもしれないので、尾行や周辺調査によって、個人データや素行を正確に把握しておく必要があります。

また、対象者の日頃の行動パターンや移動手段のほか、趣味や嗜好もチェックしておけば、工作を計画する際に有効に活用することが出来ます。特殊工作は、あらゆる情報を鑑みて、より効果的なアプローチを演出するので、そのことからも情報の重要性は計り知れません。一方で、依頼者の情報も欠かせないものです。別れたいのか、別れさせたいのかは言うまでもなく、対象者の出会いやここに至った経緯、周囲を取り巻く人たちとの関わり方。そして、現在の心境や置かれている立場と、最終的にどのような着地点を望んでいるかまでが最低限必要とされます。

別れさせ屋にかかる費用は、かなり高額になるので、途中での心変わりや任務が終了したあとに後悔に苛まれるようでは、取り返しがつかないことになります。依頼者に強固な意志と覚悟があるかどうかも、調査の中で確認がすすめられているのです。テレビドラマとは違って、尾行や聞き取り調査は地道で根気のいる作業で、しかも対象者や周囲の人に気づかれたり不審がられたりすることもなく、静かに進められていきます。ほかにも、多くの方法が用いられているのかもしれませんが、それは企業秘密ということで、考えられる代表的な調査方法を紹介することにしました。

どんな人が別れさせ屋を利用するのか

みなさんは、どんな人が別れさせ屋を利用すると思いますか?大きく分けると、別れたい場合と別れさせたい場合があって、その中でもいくつかのパターンに分けられるようです。まず、別れたいケースをまとめてみると、配偶者や婚約者と別れたい・恋人や同棲相手と別れたい・不倫相手と別れたいといったものがあります。一方で、別れさせたいケースには、夫婦や恋人同士を別れさせたい・伴侶や恋人の浮気相手と別れさせたい・三角関係や二股の解消・不倫相手と結婚したいといったものがあります。

また、利用する年齢層は、若年層から高齢層までまちまちですが、高額な費用がかかるにも関わらず、20代から30代といった比較的若い世代の人が多いようです。平均寿命が90歳近くといわれる現代において、多少の犠牲を払ってでもやり直しが出来るうちにリセットしたいと、考える人が増えているのかもしれません。場合によっては、利己的であったり不道徳に捉えられたりするかもしれません。

けれども、どんなに手を尽くしても最悪な状況を打破することもできず、日々思い悩んでいるときに別れさせ屋の存在を知ったら、藁にもすがる気持ちになってしまうのは、分からなくもありません。プロの手を借りることで未練や怨念を残すことなく、自然な形で別れが演出できるのであれば、それもひとつの運命だと、割り切れるのではないでしょうか。

大多数の人は、困難なことがあっても周囲の協力を受けながら、自分の力で乗り切っています。ただ、一握りの人は、上手く乗り切ることが出来ずにいて、DVやストーカーや悪くすると殺人事件に発展するような苦しみを、感じている実態があることも理解するべきだと思います。

まとめ

別れさせ屋の仕事は、平穏に暮らしている人からすれば、一見不道徳で現実味にかけるように思われがちです。けれども、現状の不幸から抜け出しリセットして、新しいスタート地点に立とうとしている人にとっては、救いの神であるのではないでしょうか。また、仕事の方法も地道に調査を重ね、緻密に計算されつくした工作で、自然な別れといった成功に導いてくれます。勝手な言い草と思われるかも知れませんが、気がつかなければそれも運命だと言えるのかもしれません。

この記事をシェアする